消化不良

私は自分の意見を人に言ったりするとき、どうしてもその前から考えていたことと逆のことを話してしまう。

例えば「あの先生に言われたことがとても嫌だった。あそこまで言う必要ってないだろう」と考えていても、いざ人にそのことを話したり、もしくはTwitterなどのSNSにつぶやこうとした瞬間に思考が半回転する。

「あの先生にあのようなことを言われた。しょうがない。たしかに自分にはそういうところがある。私にも悪いところがあった。」

本来ならば、自分の中でくすぶっている負の感情をある程度健全に外に出そうとしているのにも関わらず、なぜか急に人の目や相手にこう思われてしまうだろうという憶測をつけて控えめな感情表現になってしまい、いつも消化不良で終わってしまう。

人によっては「それでいいじゃないか。自分の非を認め反省しているということなのではないのか」となるかもしれないが、そうではない。

上記にて述べたように、いわゆる私は内に受けてしまったダメージと、溜まってしまった負の感情を外に出し、新しいエネルギーを摂取したいだけなのである。それなのに中途半端に外に出すので、さらにモヤモヤしてしまうのである。

まるで自分で自分に不誠実で嘘を付いているような気分になってしまうのである。

ただでさえモヤモヤしているところに、更にホコリをかぶせてしまうような感覚だ。

というのもやはり私はいまだに「人に良く思われたい」という欲が凝り固まっているのだ。それが自分を非常に苦しませる。自分でもわからないうちに大きな負担となり積み重なり、ある時ガクッと躓きその重さにのしかかられ立ち上がれなくなる。

 

この消化不良感を、なんとかしたい。原因はきっとある。それから逃げずに、自分から向き合って立ち向かわなければならない。